実験を始める前の心構え
実験を始める前の心構え7箇条を示しました。
下記の点に十分に注意して、化学実験に参加しましょう。
- 実験前に十分な準備と予習を心がける。
- 実験の目的を定め、それに必要な実験を企画し、操作法を予習する。
- 必要な実験器具や試薬の準備、実験ノートの準備を通じて、実験の進め方をイメージする。
- 保護メガネまたはゴーグルの確認、実験台の整頓、ガスの元栓や電源スイッチの位置の確認など、実験を安全に行うための準備をする。
- 廃棄物の処理までを考える。定められた分類に従って、廃液はポリタンクに、固形物はポリバケツに入れる。注射針は専用の容器に入れる。
- 服装は実験に適した白衣を着用し、靴は動きやすい履物にする。
- 長い髪は束ねる。
実験前の確認事項
実験前の確認事項と実験室内で守るべきマナーをリストに示しました。
下記のリストを必ず守りましょう。
- 大声で話さない。
- 携帯電話の使用は控える。
- 走ったり、暴れない。
- 飲食および喫煙をしながら実験をしない。
- 手の爪のマニキュアを落としておく。
- 実験の前後には手を洗う。
- 実験台にカバンなどの荷物を置かない。
- 実験は原則的に立って行う。
- 夜間の単独実験は絶対に行わない。
化学実験での事故を未然に防止策
化学実験で事故を未然に防ぐための基本的な策を5つ示しました。
下記リストに注意して、実験に参加しましょう。
- 化学反応についてあらかじめ考え、起こる結果を予測する。
- 保護メガネ、安全ピペッター、ドラフトチャンバーの使用など、基本的な心掛けを怠りなく行う。
- 化学薬品を取り扱うときには使い捨ての保護手袋を使用する。
- 実験台には必要なもの以外はおかず、整理整頓を心がける。
- 有毒ガスを扱うときはドラフトを利用する。
万が一、事故が起こった場合には、本人は気が動転して自分で対処できないことが多い。
そのため、周囲の人が協力して迅速に対応する。
指導者あるいは担当者にただちに連絡する。
専門医と連絡を取るときは、薬品の種類、量、状況、発生時刻などを正確に告げよう。
保護メガネの着用によって、目に薬品が入る事故はほとんど防げるため、保護メガネは必ず着用しよう。
また、ドラフトチャンバーの使用については、有毒ガスは必ずチャンバー内で扱い、頭はチャンバー内に入れてはいけないことに注意しよう。
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